후리가나로 읽는 일본 고전
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りんらくのこうじょのおぼえがき
淪落の皇女の覚書
久生 十蘭
久生 十蘭의 淪落の皇女の覚書(りんらくのこうじょのおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,649자 · 56화면
た。
ザバロウィッチの意見では、虐殺の形跡を残さぬようにする必要がある、死骸を焼却し、猶、残った部分は硫酸で溶解してしまうという手のこんだ方法を考えだし、さっそく鉄筒入の硫酸と燈用石油の蒐集にかかってこのほうは七月のはじめまでに完了した。
七月十五日、皇太子の遊びの相手をしていたワシリエフ少年はその日にかぎって二度と来るなと叱りつけられ、玄関で追い帰された。十六日の夜(ソヴエトの時間では真夜中。七月十七日の払暁)、四人の委員が一族が居住している二階の翼部へあがってきた。四人とも酒気をおび、手に重いロシア拳銃を握っていた。コルビンスキーがまず寝室へ入って廃帝を揺り起した。
「夜明前、チェッコの軍隊が襲撃するという情報があった。外れ弾丸がくると危いから地下室へ降りていてくれ」
廃帝はコルビンスキーに礼をいい、皇后のそばに立って身支度が終るのを待っていた。デミドヴァが、「所有品を持って行ったほうがいいでしょうか」とたずねると、「褥だけでいいだろう」とコルビンスキーは素気なくいって隣の食堂へ行った。
間もなくロマノフの一族と侍者たち、合せて十一人が廃帝を先頭に列をつくって食堂へ出てきた。