후리가나로 읽는 일본 고전
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りんらくのこうじょのおぼえがき
淪落の皇女の覚書
久生 十蘭
久生 十蘭의 淪落の皇女の覚書(りんらくのこうじょのおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,649자 · 56화면
世の妃になったアリスを媒体とする、露国皇室とヘッセン王家の遺伝の混淆を詳説したうえ、両家の一族の写真をそこに※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)入してあった。驚いたことにはそれによって見ると、毎日、公園で逢っているジョルジュとは皇太子のアレクシスのことで、姉のジャンヌは第二皇女タチアナであるということが、なんの困難もなくレミュに理解されたのである。
レミュの専門は実証歴史学で、とりわけ政治思想史の研究をテーマにしているため、必然にロシア帝政史を経てロマノフ・ニコラスの一族がどういう最後を遂げたかよく知っている。すなわち、皇太子、オリガ、タチアナ、アナスタジアの三人の皇女は、皇帝、皇后、第三皇女マリーヤの一行から三週間遅れてエカテリネンブルグへ移り、七月十五日の夜半、両親、姉弟、枕を並べて残虐なテロリズムの犠牲になっている。これについては当時ペテルブルグ・ソヴエトの公表があり、詳報はジュデリック将軍が発表し、「事実上」もはやこの世に存在しないはずの人格なのである。
ところでレミュは歴史と政治が結ぶ切点には、事実と正反対な幾多の「事実」