일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

肋骨君は支那通だけあって、支那の事は何でも心得ている。あるとき余に向って、辮髪まで弁護したくらいである。肋骨君の説によると、ああ云うぶくぶくの着物を着て、派出な色の背中へ細い髪を長く垂らしたところは、振え付きたくなるほど好いんだそうだから仕方がない。実際肋骨君が振え付きたくなると云う言葉を使ったには驚いた。今でもこの言葉を考え出しては驚いている。いっぺん汚ない爺さんが泥鰌のような奴をあたじけなく頸筋へ垂らしていたのを見て、ひどく興を覚したせいだろう。

これほどの肋骨君も正房の応接間は西洋流で我慢している。その隣の食堂では西洋料理を御馳走した。それから襯衣一枚で玉を突く。その様子はけっして支那じゃない。万事橋本から聞いたより倍以上活溌にできているところをもって見ると、振え付きたいは少々言い過ぎたのかも知れない。肋骨君は戦争で右か左かどっちかの足を失くした。ところがそれがどっちだか分らないくらい、自由自在に起ったり坐ったりする。そうして軍人に似合わないような東京弁を使う。どこで生れたか聞いて見たら、神田だと云った。神田じゃそのはずである。要するに肋骨君は支那好であると同時に、もっとも支那に縁の遠い性質の人である。