일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まんかんところどころ

満韓ところどころ

夏目 漱石

夏目 漱石의 満韓ところどころ(まんかんところどころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,601자 · 148화면

아오조라 문고

余はこのトロに運搬されたため、悪い胃を著るしく悪くした。車の上では始終ゼムを含んで早く目的地へ着けば好いと思っていた。勢いよく駆けられれば、駆けられるほどなお辛かった。それでも台からぶら下げた足を折らなかったのが、まだ仕合せである。実際酒に酔って腰をかけたまま脛を折っぺしょった人があるそうだ。見ると橋本の帽子の鍔が風に吹かれてひらひらと靡いている。余は鳥打の前廂を深く下げてなるべく日に背を向けるようにしていた。

苦しい十五分か廿分の後車はようやく留まった。軌道の左側だけが、畠を切り開いて平らにしてある。眼を蔽う高粱の色を、百坪余り刈り取って、黒い砂地にした迹へ、左右に長い平屋を建てた。壁の色もまだ新しかった。玄関を這入って座敷へ通ると、窓の前は二間ほどしかない。その縁に朝顔のような草が繁っているが、絡まる竹も杖もないので、蔓と云わず、葉と云わず、花を包んで雑然と簇がるばかりである。朝顔の下はすぐ崖で、崖の向うは広い河原になる。水は崖の真下を少し流れるだけであった。

橋本と余は、申し合せたように立って窓から外を眺めていた。首を出すと、崖下にも家が一軒ある。