후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はなかみろうにん
濞かみ浪人
吉川 英治
吉川 英治의 濞かみ浪人(はなかみろうにん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,425자 · 39화면
『ほかでもないが、藩邸の中で、近頃しきりに噂にのぼるらしいが――何か、噂の火元は、其許自身の口からだと人は申すが』
『それは? ……。ははあ、思い当ることもある』
『妹のことです。お覚えがありますか』
『ござりまする』
『お千賀と、すでに婚約があるような事を仰っしゃるそうだが、小山田家としては、ちと迷惑に存ずる。どうか、あのような事は、以後云われぬようにして貰いたい』
『いやあ、ついそんな事を云い申したが、以後は云い申さぬ事にいたしまする。まだ、いずれにしても、両三年は、お取極めなさるまいな』
『何もまだ、考えておりません。とかく、人の口端はうるそうござる。足繁く宅へお遊びに来られる事なども、お互の為、暫く、お慎みくださらぬか』
数右衛門は、言葉の表に現われた事だけしか聞かない。で、彼はむしろ、その晩の酒を、祝福して充分過ごした。庄左衛門の方は、それで結構、こっちの意志は通じたものとして、一足先に、帰ってしまった。
『……ああ、又酔ったか。こ、これはいかん、もう何刻か?』
数右衛門は、酔いつぶれていた。――ふと眼をさますと、妓もいない、庄左衛門の姿もない。
手を叩く、呶鳴る。