일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぼくとうきだん

濹東綺譚

永井 荷風

永井 荷風의 濹東綺譚(ぼくとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,666자 · 114화면

아오조라 문고

成るべく膝や尻の摺り切れたくらいな古いものに穿替る事。靴は穿かず、古下駄も踵の方が台まで摺りへっているのを捜して穿く事、煙草は必バットに限る事、エトセトラエトセトラである。だから訳はない。つまり書斎に居る時、また来客を迎える時の衣服をぬいで、庭掃除や煤払の時のものに着替え、下女の古下駄を貰ってはけばよいのだ。

古ズボンに古下駄をはき、それに古手拭をさがし出して鉢巻の巻方も至極不意気にすれば、南は砂町、北は千住から葛西金町辺まで行こうとも、道行く人から振返って顔を見られる気遣いはない。其町に住んでいるものが買物にでも出たように見えるので、安心して路地へでも横町へでも勝手に入り込むことができる。この不様な身なりは、「じだらくに居れば涼しき二階かな。」で、東京の気候の殊に暑さの甚しい季節には最適合している。朦朧円タクの運転手と同じようなこの風をしていれば、道の上と云わず電車の中といわず何処でも好きな処へ啖唾も吐けるし、煙草の吸殻、マッチの燃残り、紙屑、バナナの皮も捨てられる。公園と見ればベンチや芝生へ大の字なりに寝転んで鼾をかこうが浪花節を唸ろうが是また勝手次第なので、啻に気候のみならず、東京中の建築物とも調和して、いかにも復興都市の住民らしい心持になることが出来る。