후리가나로 읽는 일본 고전
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ぼくとうきだん
濹東綺譚
永井 荷風
永井 荷風의 濹東綺譚(ぼくとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,666자 · 114화면
女子がアッパッパと称する下着一枚で戸外に出歩く奇風については、友人佐藤慵斎君の文集に載っている其論に譲って、ここには言うまい。
わたくしは素足に穿き馴れぬ古下駄を突掛けているので、物に躓いたり、人に足を踏まれたりして、怪我をしないように気をつけながら、人ごみの中を歩いて向側の路地の突当りにある稲荷に参詣した。ここにも夜店がつづき、祠の横手の稍広い空地は、植木屋が一面に並べた薔薇や百合夏菊などの鉢物に時ならぬ花壇をつくっている。東清寺本堂建立の資金寄附者の姓名が空地の一隅に板塀の如くかけ並べてあるのを見ると、この寺は焼けたのでなければ、玉の井稲荷と同じく他所から移されたものかも知れない。
わたくしは常夏の花一鉢を購い、別の路地を抜けて、もと来た大正道路へ出た。すこし行くと右側に交番がある。今夜はこの辺の人達と同じような服装をして、植木鉢をも手にしているから大丈夫とは思ったが、避けるに若くはないと、後戻りして、角に酒屋と水菓子屋のある道に曲った。
この道の片側に並んだ商店の後一帯の路地は所謂第一部と名付けられたラビラントで。お雪の家の在る第二部を貫くかの溝は、突然第一部のはずれの道端に現われて、中島湯という暖簾を下げた洗湯の前を流れ、許可地外の真暗な裏長屋の間に行先を没している。