후리가나로 읽는 일본 고전
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かわ
牛をつないだ椿の木
新美 南吉의 牛をつないだ椿の木(かわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 75,647자 · 155화면
薬は、アスピリンという、よく熱をとる薬だそうである。兵太郎君はかぜをひいたのがもとだから、このアスピリンで熱をとれば、すぐなおってしまうと、音次郎君は、医者のように自信をもっていった。ほんとうにそうだと、知らないくせに久助君も思った。それにしても、それほどよくきく薬なら、なぜもっと早く持っていってやらなかったのだろう。やがて、いつもは通らない村はずれの常念寺の前にきた。常念寺の土塀の西南のすみに、小さな家が土塀によりかかるように、(事実、すこしかたむいている)建っている。それが兵太郎君の家である。ふたりは、土塀にそって歩いていった。兵太郎君の家の前にきた。入口があいていて、中は暗い。人がいるのかいないのか、コトリとも音がしない。日のあたるしきいの上で、ねこが前あしをなめているばかりだ。ふたりの足はとまらなかった。むしろ、足ははやくなった。そして、通りすぎてしまい、それきりだったのである。
久助君は、ほかの友だちとわらったり話したりするのが、きらいになった。そして、ひとりでぼんやりしていることが多かった。それから、ひどく忘れっぽくなった。なにかしかけて忘れてしまうようなことが多かった。