일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うしをつないだつばきのき

牛をつないだ椿の木

新美 南吉

新美 南吉의 牛をつないだ椿の木(うしをつないだつばきのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,096자 · 19화면

아오조라 문고

」

利助さんは、いままで調子よくしゃべっていましたが、きゅうに黙ってしまいました。そして、じぶんのほっぺたをつねっていました。

「どうだエ、利助さ。」

と、海蔵さんは、しばらくして答えをうながしました。

それでも利助さんは、岩のように黙っていました。どうやら、こんな話は利助さんには面白くなさそうでした。

「三十円で、できるげながのオ。」

と、また海蔵さんがいいました。

「その三十円をどうしておれが出すのかエ。おれだけがその水をのむなら話がわかるが、ほかのもんもみんなのむ井戸に、どうしておれが金を出すのか、そこがおれにはよくのみこめんがのオ。」

と、やがて利助さんはいいました。

海蔵さんは、人々のためだということを、いろいろと説きましたが、どうしても利助さんには「のみこめ」ませんでした。しまいには利助さんは、もうこんな話はいやだというように、

「おかか、めしのしたくしろよ。おれ、腹がへっとるで。」

と、家の中へむかってどなりました。

海蔵さんは腰をあげました。利助さんが、夜おそくまでせっせと働くのは、じぶんだけのためだということがよくわかったのです。

ひとりで夜みちを歩きながら、海蔵さんは思いました。