일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いちろうじん

犬田卯短編集二

犬田 卯

犬田 卯의 犬田卯短編集二(いちろうじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,383자 · 103화면

아오조라 문고

と村人は唇辺を引き歪めて噂した。

おそらく娘の手になったものであろう、小ざっぱりした着物をひっかけて、老爺が沼へ釣りに行くところなどを、時々私も望見した。

二

村に百姓をして一生を過ごすものの夢想することも出来ないような安楽な老後を送っている爺様がどうして発狂したのだろうか、ということについて、やがて一座のものは、あれこれと探究し合った。「半五郎に屋敷の木を伐られてからおかしくなったらしいな」とあるものがいった。

「うむ、酔っ払ってそんなこと言っていたことがあったっけな、どこの牛の骨だか分らねえような他人に、この屋敷手つけられるなんて、自分の手足伐られるようだとか何とか、大変な見幕でいきまいていたっけで。」

「でも、権利あるめえから、伐られたって文句の持って行きどころがあんめえ。」

「それはそうだけんど、これで自分の生れた家となれば、たとい権利はなくても、眼の前で大きな木を伐っとばされれば、誰だっていい気持はしめえで。」

「半五郎も困ってやっだんだっぺけんど、少しひでえやな。」

半五郎というのは、同じ村の人で、他村から婿に来たものではあるが、娘を、この四郎左衛門の養女にやった――つまり他県へ出て大工をしている嗣子に子供がなくて、その人へ娘をやり、現在は大工なる人も死に、その娘の代になっている。