후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうしょうそく
獄中消息
大杉 栄
大杉 栄의 獄中消息(ごくちゅうしょうそく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,149자 · 114화면
三、四尺から六、七尺の丈ではあるが、まだ枝というほどのものはない。何のことはない。ただ棒っ切れが突っ立っているようなものだ。それにちょっとした枝のあるものがあっても、子供の時によく絵草紙で見た清正の三本槍の一本折れたのを思い出されるくらいの枝だ。こんなのが冬、雪の中に、しかもほかに何にもない監獄の庭に突立っているさまは、ずいぶんさびしい景色だ。しかしこの冬枯れのさびしい景色が僕等の胸には妙に暖かい感じを抱かせた。棒っ切れがそろそろ芽を出して来る。やがてはわずかに二、三尺の苗木にすら、十数本の、あの大きな葉の冠がつけられる。その頃には西川が出よう。
うちのことについて、いろいろ書かなければならんこともあると思うが、足下からの便りがないので、何がどうなっているのか少しも事情が分らない。足下からの手紙はたしか十一月の父の死の知らせが最後だ。一月には松枝※(始め二重括弧、1-2-54)妹※(終わり二重括弧、1-2-55)と勇※(始め二重括弧、1-2-54)三男※(終わり二重括弧、1-2-55)からのが来た。三月には足下のと思って楽しんでいたら、伸※(始め二重括弧、1-2-54)次弟※(終わり二重括弧、1-2-55)の、しかも一月に出した、用事としてはすでに時の遅れた、内容の無意味極まる、実に下らないものを見せられ