후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうせいかつ
獄中生活
堺 利彦
堺 利彦의 獄中生活(ごくちゅうせいかつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,443자 · 31화면
九 入浴、散髪、面会、手紙
看守殿退屈まぎれに叱る也
「本職」は昨日拝命したばかり
「本職」という時髯をひねる也
看守部長とかく岩永になりたがり
是はまた重忠張りの看守長
教誨師地獄で仏の格で行き
教誨師袈裟高帽のおん姿
教誨師お前さんはと仰せらる
其方はなどと看守の常陸弁
永き日を千九百九十の坐睡す
九 入浴、散髪、面会、手紙
入浴はまた獄中生活の愉快の一つで、およそ一週間に一度、或は四五日ぶりに一度ずつ許される。
今日は入浴だというと、みな嬉しがってソワソワしている。時刻が来ると、いずれも手拭を帯にさげて、庭下駄をはいて監の前に出て、五人ずつ並んでシャがむ。「立て! 進め!」で浴場に向って進む。浴場まではザット二町ばかりある。「列を乱してはイカン」「キョロキョロとよそ見をするでナイ」「話をしてはイカン」「手を振ってはイカン」などと絶えず叱られながら、とにかく浴場の前に着く。また並んでシャがむ。それから一列になって、二十人ばかりずつ二組になって浴場に入る。浴場は煉瓦作り、浴槽はタタキでかなりに大きい。湯は蒸気で湧かすことになって、寒暖計まで備えつけてある。