후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
うまれいずるなやみ
生まれいずる悩み
有島 武郎
有島 武郎의 生まれいずる悩み(うまれいずるなやみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 50,587자 · 100화면
家を出ると往来には漁夫たちや、女でめん(女労働者)や、海産物の仲買いといったような人々がにぎやかに浮き浮きして行ったり来たりしている。根雪が氷のように磐になって、その上を雪解けの水が、一冬の塵埃に染まって、泥炭地のわき水のような色でどぶどぶと漂っている。馬橇に材木のように大きな生々しい薪をしこたま積み載せて、その悪路を引っぱって来た一人の年配な内儀さんは、君を認めると、引き綱をゆるめて腰を延ばしながら、戯れた調子で大きな声をかける。
「はれ兄さんもう浜さいくだね」
「うんにゃ」
「浜でねえ? たらまた山かい。魚を商売にする人が暇さえあれば山さ突っぱしるだから怪体だあてばさ。いい人でもいるだんべさ。は、は、は、‥‥。うんすら妬いてこすに、一押し手を貸すもんだよ」
「口はばったい事べ言うと鰊様が群来てはくんねえぞ。おかしな婆様よなあお前も」
「婆様だ※(感嘆符疑問符、1-8-78) 人聞きの悪い事べ言わねえもんだ。人様が笑うでねえか」
実際この内儀さんの噪いだ雑言には往来の人たちがおもしろがって笑っている。君は当惑して、橇の後ろに回って三四間ぐんぐん押してやらなければならなかった。