일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くじょしょうろく

痀女抄録

矢田 津世子

矢田 津世子의 痀女抄録(くじょしょうろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,578자 · 65화면

아오조라 문고

の著あり。

わたくしは未だ奥住女史のステージの声に接したことがない。知人たちの噂によると、その歌いぶりは、稍堅実を欠いて奔放に流れがちだという。難曲といわれているものをも易々と歌いこなす度胸には愕かされるが、奥住龍子の一種の人気は、このステージ度胸で煙にまくところらしいともいう。

わたくしはレコードを通してその歌を聴いた記憶があるけれど、もう、ずいぶんと前のことで、その歌いぶりも歌曲がなんだったやらも憶えていない。そういえば、奥住女史が何処かのレコード会社の専属だということもきいているから、吹き込んだものも多分にあるに違いない。

せんだって、週刊雑誌のゴシップ欄に、写真入りで、奥住女史のことが出ていたけれど、若い燕と相携えて、再度の渡独、というような見出しがついていた。

わたくしの知人の娘で、早くから奥住女史に師事しているひとがあって、よく噂をきかされるが、女史の門に入るのは非常に難しいと評判になっているようである。それは入門する際の素質ということよりも、家柄格式ということが第一条件におかれているからで、女史の説によると、折角の素質の芽が途中で萎えてしまうのは、それを育てる土が貧しいという場合が多い。