후리가나로 읽는 일본 고전
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しろうまだけ
白馬岳
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 白馬岳(しろうまだけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,746자 · 28화면
劒岳の南を流れる劒沢の雪渓は白馬の大雪渓よりも長い、御山谷、御前谷、内蔵之助谷などの雪渓も、皆白馬のものに比して優るとも劣るものではない。其外劒の大窓、小窓、三窓は勿論、長次郎谷でも平蔵谷でも実に美事な雪渓である。高山植物では立山は白馬岳に及ばぬ。然し雪では白馬岳は到底立山の敵ではない。
この大雪渓は如何して出来たものであろうか。言う迄もなく降雪量の多いことに原因するのである。冬季日本に於ける卓越風は、北北西又は北西の風で、遠くシベリヤ満洲方面の大陸から来る乾燥した風である。それが日本海上を横断する際に尽く其水蒸気を拉し来って、真先に撞き当るのが立山山脈と後立山山脈即ち白馬山脈であるから、此処に多量の降雪を見る訳である。其上に山脈の方向は南北を指し、風の方向と一致しない、従って山脈の風下の側には、風の死角に伴う無風帯ともいう可きものがある訳である。実際は無風とまでは行かずとも、其処は非常に風力が弱いに相違ない、峰越しの勁風に吹き捲られた雪片は、この無風帯に入ると落ちてしまう。また晴天の際も風の強い日には、乾燥した粘り気のない雪は、風上の斜面から吹き飛ばされて皆風下に積る。