일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いそべのわかば

磯部の若葉

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 磯部の若葉(いそべのわかば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,709자 · 8화면

아오조라 문고

一昨年の夏ここへ来た時に下磯部の松岸寺へ参詣したが、今年も散歩ながら重ねて行った。それは「どうも困ります」の陰った日で、桑畑を吹て来る湿った風は、宿の浴衣の上にフランネルを襲ねた私の肌に冷々と沁みる夕方であった。

寺は安中路を東に切れた所で、ここら一面の桑畑が寺内までよほど侵入しているらしく見えた。しかし由緒ある古刹であることは、立派な本堂と広大な墓地とで容易に証明されていた。この寺は佐々木盛綱と大野九郎兵衛との墓を所有しているので名高い。佐々木は建久のむかしこの磯部に城を構えて、今も停車場の南に城山の古蹟を残している位であるから、苔の蒼い墓石は五輪塔のような形式で殆ど完全に保存されている。これに列んでその妻の墓もある。その傍には明治時代に新らしく作られたという大きい石碑もある。

しかし私に取っては大野九郎兵衛の墓の方が注意を惹いた。墓は大きい台石の上に高さ五尺ほどの楕円形の石を据えてあって、石の表には慈望遊謙墓、右に寛延○年と彫ってあるが、磨滅しているので何年か能く読めない。墓の在所は本堂の横手で、大きい杉の古木を背後にして、南に向って立っている。