일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こうせんぜんじのことども

禅堂生活

鈴木 大拙

鈴木 大拙의 禅堂生活(こうせんぜんじのことども)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 27,634자 · 57화면

아오조라 문고

予は性来山が好きである、そうして山の最も好いのは秋であるから、今度の休みは誠に優渥なる天恩と感謝してよい。この一篇の目的はかくの如くにして得た山居の消息を伝えんとするに在る。

この山居と云うは予が二十年前によく来て坐禅をやった処で、中々想い出が多い。その頃は随分の貧乏書生で、一箇月六円かそこらを兄から貰って東京に遊学しておった。鎌倉あたりへ来るにしても、汽車は贅沢なものと考えた。それで夏休みのときは、夜東京を出て、翌朝鎌倉へつくと云うようにした。今そんなことをやれと云われると、やれぬこともないが、時間が惜しくて御免を蒙る。併しその頃は時間はあっても金がないから、あるものを費やして、ないものを包んでおいた。今日この頃のように月夜のこともあった。皎皎たる月の下を、単衣一つ、涼しい風に吹かれて、ぶらりぶらり、川崎から神奈川、保土ヶ谷、戸塚とやって来たことを、今思うと、貧書生の境涯も亦一段の風流と云わねばならぬ。

或る年、夏休みもすんで、もう帰京せねばならぬとき、例の一物がない。同じく庵居しておった陸軍の士官が、吾を憐んで少しやろうかと云うたけれども、歩いて行けばと云うて断った。