후리가나로 읽는 일본 고전
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がくもんのどくりつ
福沢諭吉教育論集
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福沢諭吉教育論集(がくもんのどくりつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 97,278자 · 197화면
家屋庭園の装飾はただちに我が形体の寒熱痛痒に感ずるに非ざれども、精神の風致を慰るの具にして、戸外の社会に交りてその社会の美を観るもまた、我が精神の情を慰めて愉快を覚えしむるの術なり。
現に今日の人間交際を見るに、いかなる人にても、交を求むるに上流を避けて下流につく者を見ず。ことさらに富貴の人を嫌うて、貧賤を友とする者を見ず。その富貴上流の人に交るや、必ずしも(往々あれども)彼の富貴を取りて我に利するに非ざれども、おのずからこれに接して快きものあればなり。なお俗間の婦女子が俳優を悦び、男子が芸妓を愛するが如し。そのこれを愛するや、必ずしも(往々あれども)色慾に出ずるに非ず。ただこれを観て我が情を慰むるのみ。すなわち我が形体に関係なくして他の美を悦ぶものなり。すでに社会の美を欲す。然らばすなわち、その醜を悪むもまた人情ならざるをえず。その醜を変じて美となすべきの術あれば、その術を求めてこれを施すもまた人情なり。
ここにおいてか貧困を救助し、文盲を教育する者あり。これを仁人君子と称す。仁人君子は、我が利害を棄てて人のためにし、我に損して他に益すというといえども、その実は決して然らず。