후리가나로 읽는 일본 고전
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わたくしのあゆんだみち
私の歩んだ道
蜷川 新
蜷川 新의 私の歩んだ道(わたくしのあゆんだみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,458자 · 24화면
三 一年志願兵として入隊
しかし、なにごとも言わずに、母は私のなすにまかしていた。母の恩は、後年になってから、しみじみと私の胸を打ち、まことに相すまなかったという悔悟を、生ぜしめてやまないのである。私は、生来、自由を愛した。自由に学生時代を送ったのであった。詩吟が大好きであった。
三 一年志願兵として入隊
私は、大学を卒業したならば、ただちに外交官となって、世界じゅうを飛びまわろうと考えていた。そこで、高等学校を卒業するや、軍隊にはいり、軍事をいちおう心得て、後年の外交官としての活躍のための参考にしようという決心をもった。私の友は、私を、もの好きだと笑った。私は、ひとりで身の方向をきめた。私は一年志願兵として、近衛第四連隊に入営した。明治二十九年十二月のことであった。それは、日清戦争直後のことであった。
軍隊では、傲慢で低級な下士官や上等兵に、そうとうににくまれた。あるときは、下志津原の遠いバラックに連れてゆかれ、闇打ちをくらう直前までいったこともあった。だが、私の正論に、彼らは圧せられて、たくみに私はその場を切りぬけた。私は幸いにして難をまぬがれ、自分のバラックに帰ることができた。