일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しほんたいへいき

私本太平記

吉川 英治

吉川 英治의 私本太平記(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,638자 · 233화면

아오조라 문고

事実、規模の雄大なことは想像を絶していた。――亀山、嵐山、大堰川をとりいれて、――その中心に祇園精舎にならった毘盧遮那仏の本堂をすえ、塔、楼閣、講堂、山門、七十七の寮舎、八十四間の外廊、鐘楼、輪蔵、池泉、橋、そのほか、景勝の所には亭や書院を配するなど、これの竣工には、じつに六年の月日がかかった。

しかしついにそれは落成をみた。

さっそく、木の香も新しい天龍寺の大本堂で、仏事始めが、とりおこなわれた。

八月十六日。つまり後醍醐の命日だった。七回忌であったのである。

つづいて、くわしくいえば南朝の興国六年、北朝の貞和元年の、同月二十九日には、いよいよ待望の落慶(竣工)式が予定され、それの前景気はたいへんだった。

光厳上皇の御幸、諸国の大名衆の上洛、またこの平和的盛事を見ようと、近郷近国から集まる男女など。すくなくも当日は何十万人が洛中洛外にあふれることだろうといわれて、町々には桟敷が出来、野には物売り市が立つなど、宿も寝る場所もないだろうという評判だった。

しかし、ここにまたぞろ穏やかでなかったのは比叡山で、南都の大衆にもよびかけ、連日の三塔会議でさけんでいた。