후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,638자 · 233화면
あくる日はまた、上皇の御幸で、式事すべて、前日のごとく、便殿で上皇から尊氏兄弟へ、親しく賜酒のことがあり、夜に入って、還御になった。
それからも毎日一般の参詣人で織るが如き人出である。さらには、御池殿の御所や錦小路殿の内でも、奉行人たちへの慰労だの諸大名の招待が連夜のように催され、洛内の灯は、建武以来初めて、昔の都にもまさる夜景をちりばめだした。
世はまさに、天龍寺の建立にかけた祈願にこたえて、久遠の華厳法相四海平和が地に降りてきたかのような観がある。――
けれど、眸を転じて。
都のそとをみればここ六年のあいだも、地方では、ほとんど一日とて、小さい合戦は熄むまもなかった。
さきに遠州灘の遭難から常陸へただよいついた北畠親房は、そのご筑波の小田城や関城に拠って、大いに東国を攪乱していたが、ことしついに関城も破られたため、またひそかに吉野へ帰って来て、ちかごろでは、南朝朝廷の帷幕にあり、少年天皇の後村上をたすけて、全国的な戦略戦争の再構想に、着々、手を打っているという聞えがある。
いわば京都の平和は、京都の中だけの小康だった。――それもしいて天龍寺造営の名で醸されていた表面的な景気にすぎない――。