후리가나로 읽는 일본 고전
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こくしんとしてのうしにかんするみんぞく
穀神としての牛に関する民俗
中山 太郎
中山 太郎의 穀神としての牛に関する民俗(こくしんとしてのうしにかんするみんぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,858자 · 12화면
加うるに我国にも天父地母の思想は顕然として存していた。即ち蒼天を父とし大地を母とし、総ての自然物は、この天父地母の交会作用によって生成すること、あたかも自分達の交会作用によって、子孫を生成するのと同一だと考えていた。それに古代民族にあっては、穀物その物が直ちに神であった。文化のやや進んだ民族は、穀物の豊凶は穀物を支配している神――即ち農業神の左右するものと考えるようになり、穀物と穀神とを区別するが、古代民族にはこの区別が出来なかった。従って穀物の幹茎を刈り取ることは、とりも直さず穀神を殺すことなのである。
地母の信仰の神格化されたのが保食神である。狩猟時代から農耕時代に入った頃の男子は、なお依然として山野に河海に、狩漁の仕事をつづけていた。それと同時にこの時代に有りがちな他部落との闘争には、是非とも男子の体力と智慮とに俟たねばならぬので、耕作機織の如き仕事は、当然女子の手で処理されたのである。かつ穀物の発芽結実を天父地母の生殖の作用と信じ穀神を女性と考えた時代にあっては、女子が農耕に従事するのは穀神の恩頼を蒙る所以としたのである。さらに女子は農耕以前から、野や山に出て副食物たる植物の芽や実を採集した伝統的の経験があるので、農事に親しむべき素養を充分に有していたのである。