후리가나로 읽는 일본 고전
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たちまちみさきにいたりて
立待岬にいたりて
今野 大力
今野 大力의 立待岬にいたりて(たちまちみさきにいたりて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309자 · 1화면
露西亜の船の沈んだ片身に残したと聞く石を抱いて
われは又ある日のざんげをするか
函館山は高く
要塞地として秘密を冠る
おごそかな
壮大なる岩礁の牢たる屹立は
東方に面して
何をひそかに語りつつあるか
黒鳥のあまた 岩に群がり
波に浮び 魚を捕う
かつてここら立待岬のアイヌ達は
魚群の来るを銛を携えて立ち待てりと伝う
東海の波濤のすさまじく寄せ打つ処
崖上の草地にマントを着たる四五人の少女等
寝そべりてハーモニカを吹き、微かに歌をうたう
蟹とたわむれ 充たし得ぬ薄幸詩人の最后の願いは
この函館の地に死ぬことを願いしと碑銘に物語る
その碑は今この岬へ行く山腹の途辺にあり
我をしも死地の願いを言わば
この地に久遠のあこがれを抱くであろう