일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かさおりはんくろう

笠折半九郎

山本 周五郎

山本 周五郎의 笠折半九郎(かさおりはんくろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,004자 · 26화면

아오조라 문고

……彼は自分の執った態度が、いつかのようにとりのぼせたものだということに気付いていた、小次郎に果合いを挑んだときとは原因がまるで違う、しかしその憤激のかたちには同じ苦しさがあった。心の隅には早くも、あのときと同じ悔いが孕んでいた、でも彼にはどうしようもなかった。

酔いが廻るにつれて、いろいろな人の顔や、言葉や、態度が、次ぎ次ぎと眼にうかんで来た。みんな誹謗と嘲笑の相であった。

――こんなことを考えてはいけない。

彼はなんども反省した。胸へこみあげて来る毒々しい妄念を否定するように、烈しく首を振っては酒を呷った。

――己には己の生き方しか出来ない、嗤う者は嗤え、己は自分の正味を投出している。是が笠折半九郎だ。

泥酔した彼は寝た。

翌日はひどく頭が重く、悪酔いをした胸苦しさがいつまでも消えなかった。それで彼は再び酒を命じた。……午近くになって、支配役から出仕を促す使者が来た。半九郎は家士を挨拶に出して、

――所労で臥せっているから、追って本復のうえ登城する。

と答えさせた。

使者は別に深い穿鑿もせず、大切にするようにと云って去った。……半九郎にはそれが空々しい言葉に思われた、そしてそう思ったときから、彼の考え方は新しい方向へ曲がりだした。