일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふんにょうたん

糞尿譚

火野 葦平

火野 葦平의 糞尿譚(ふんにょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,974자 · 99화면

아오조라 문고

に、彦太郎は何時も親切な赤瀬氏の奥さんを思い出す。赤瀬氏の奥さんはいつ汲取りに行ってもにこにこして、御苦労さん、ありがと、と云いながら、いくらかの酒代をかならず包んでくれるのである。赤瀬春吉氏は彼の事業にとっては更生の恩人である。しかしながら、夕方近くなって、大抵一廻りすんだ頃には、例のごとく、もとの気分に返って、膨れた財布を胴巻に入れ、少し得意を増さねばいかんと思い、心当りの家々を訪れて頼んで歩いた。歩き疲れて、日の暮れ近く、トラック小屋に帰って来ると、トラックも帰って居って、運転手の沢田がバケツに水を入れてタイヤを洗っていた。御苦労だったなあ、と声をかけると、ああと横柄に答えて、眼鏡の下から見あげるように、今度は六ヶ月間でしたよ、うまく行きましたが、もうシリンダは取り換えた方がええですな、と口を尖らせて云った。仕方がないな、と彦太郎は答え、老齢のため何かと修繕代の嵩む自動車を一寸怨めしそうに見たが、もとよりそれは心からの恨みでは毛頭なく寧ろ長い間、自分と苦難を倶にして来たために、こんなにも古ぼけた傷ましい姿になり果てたトラックへの限りない哀惜のこころであった。