일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ささめゆき

細雪

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 194,628자 · 371화면

아오조라 문고

と聞いたが、

「持ってます」

と、式台のところに伏せてあったパナマ帽の下から、慌てて奥畑は何か二た品を取り出すと、一つを手早くポッケットに入れた。一つは懐中電燈であったが、ポッケットに入れた方は確かにライカかコンタックスに違いなく、こんな時にそんなものを持っているのをバツが悪いと感じたのであろう。

奥畑が行ってしまったあと、幸子は暫く門柱に靠れて夕闇の中を視詰めながら彳んでいたが、矢張夫たちの帰って来そうなけはいがないので、応接間に戻って、苛々する気分を落ち着けるように、蝋燭に灯をつけて、椅子にかけてみた。お春が這入って来て、御飯の支度が出来ておりますがと、顔色を見い見い恐る恐る尋ねたので、晩飯の時刻が疾うに過ぎていることに心付いたが、とても食卓に向う気はなく、あたしはよいから、悦子だけ先に食べさせて上げてと、云ったけれども、二階へ聞きに行ったお春は直ぐ降りて来て、お嬢ちゃんも後になさるそうでございますと云う。いつも独りで二階にいることを淋しがる悦子が、もう勉強も済んだ時分だのに珍しく部屋に引き籠ったきり大人しくしているのが不思議であるが、こう云う時にうるさく母に附き纏うと剣突を食うことがあるのを承知して、近寄らないようにしているのであろう。