일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ききがきしょう

聞書抄

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 聞書抄(ききがきしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,821자 · 210화면

아오조라 문고

、定めし見飽かぬ眺めだったでござりましょう。斯様なめでたい由緒のある、形勝の土地をお選びなされて、老後をお養いになろうと云うのでござりましたが、何にいたせ太閤殿下の御威勢を以て大名小名に功を競わせ、天下の富と力とを傾けさせたのでござりますから、その工事の速かなこと、手廻しのよいことは前代未聞でござりまして、材木などは木曾の谷々、土佐の嶺々、高野の山々に仰せ付けられ、前の年に伐らせてお置きになりまして、その年の夏の洪水に自然と流れ出るように計らわれたと申すくらい、なおその上にも六人の奉行に加増の御沙汰がござりまして、少しも懈怠なきようにとのお言葉でござりました。そんな次第で、またゝく間に二重三重の石垣が出来、御台所長屋などの作事が始まったのでござります。先ず山の下の川辺には、二十丈の山をつき上げて深山のようにふか/″\と諸木を植えならべ、松や柏の茂った中に学問所をお建てになりまして、珠光、古市播磨守、宗珠、宗悟、紹鴎が風と、千宗易、北向道陳などの風とを引き合わされて数寄を凝らされ、又山里にも沈香の長木を以て、四畳半と二畳敷の数寄屋を建てられ、早くもその道の面々を召してお茶を下されたり、茶道の講釈を遊ばすと云う有様でござりましたが、その囲炉裡の縁までが沈の木で出来ておりましたので、妙なる異香があたりに熏じて