후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうどく
聴雨・螢 織田作之助短篇集
織田 作之助
織田 作之助의 聴雨・螢 織田作之助短篇集(ちゅうどく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,162자 · 37화면
二
二
上本町七丁目の停留所から、西へ折れる坂道を登り詰めると、生国魂の表門の鳥居がある。
その鳥居をくぐって、神社まで三町の道の両側は、軒並みに露店が並んでいた。
別製アイスクリーム、イチゴ水、レモン水、冷やし飴、冷やしコーヒ、氷西瓜、ビイドロのおはじき、花火、水中で花の咲く造花、水鉄砲、水で書く万年筆、何でもひっつく万能水糊、猿又の紐通し、日光写真、白髪染め、奥州名物孫太郎虫、迷子札、銭亀、金魚、二十日鼠、豆板、しょうが飴、なめているうちに色の変るマーブル、粘土細工、積木細工、豆電気をつけて走る電気仕掛けの汽車、……どれもこれも寿子の眼と口と耳を惹きつける店ばかりであった。
が、庄之助はどの店の前にも立ち止ろうとせず、寿子の手をひっぱりながら、さっさと人ごみをかきわけて足速に歩くのだった。
途中、左手に北向き八幡宮があった。そこでも今年は、去年のように、金色夜叉やロクタン池の首なし事件の覗きからくりや、ろくろ首、人魚、海女の水中冒険などの見世物小屋が掛っているはずだ。
寿子はそう思って、北向き八幡宮の前まで来ると、境内の方へ外れようとしたが、庄之助はだまって寿子の手をひっぱると、さっさと生国魂神社の石段の方へ連れて行った。