일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちゅうどく

聴雨・螢 織田作之助短篇集

織田 作之助

織田 作之助의 聴雨・螢 織田作之助短篇集(ちゅうどく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,162자 · 37화면

아오조라 문고

「ヴァイオリンみたいなもの廃めてしもて、何ぞ地道な商売をしたらどないや」

と言うのだったが、きかなかった。そして相変らず「津路式教授法」と自称するきびしい教授法を守りながら、貧乏ぐらしを続けるのだった。

ところが、去年の秋、俗に赤新聞とよばれている大阪日日新聞の音楽コンクールで、彼の三人の弟子たちが三人とも殆ど最高点に近い成績を取った。

「それ見ろ」

と庄之助は呟いた。

「――世間の教師らはヴァイオリンの教授を坊ちゃん嬢ちゃん相手の機嫌取り同然に思っているが、俺の弟子はきびしい教え方のおかげで、皆んな良い成績を取ったではないか」

これで永年の自分の主義も少しは報いられたというものだ、これからはもう自分の天下だ、弟子もふえるだろう、いや門前市をなすかも知れないと、彼は喜んだ。

ところがそのコンクールはかえって「津路の稽古はきびし過ぎる、あんな稽古をやられては助からぬ」というこれまでの悪評に、ますます拍車を掛けるような結果になった。誰も彼も庄之助の塾を敬遠した。そして弟子は減る一方で、塾はさびれ、彼の暮しは一層みじめなものになった。

そこで彼は、土地の軍楽隊に籍を置いたり、けちな管弦楽団の臨時雇の指揮をしたりして、口を糊しながら、娘の寿子を殆ど唯一人の弟子にして「津路式教授法」