후리가나로 읽는 일본 고전
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ちゅうどく
聴雨・螢 織田作之助短篇集
織田 作之助
織田 作之助의 聴雨・螢 織田作之助短篇集(ちゅうどく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,162자 · 37화면
コンクールの課題はコレリー作の「ラフォリア」であった。
コンクールを受けた連中はいずれもうやうやしく審査員に頭を下げ、そして両足をそろえて、つつましく弾くのだったが、寿子はつんとぎこちない頭の下げ方をして、そしていきなり股をひらいて、大きく踏ん張ると、身体を揺り動かしながら、弾き出すのだった。何か身体ごとヴァイオリンに挑み掛っているように感じられるその行儀の悪い弾き方は、庄之助が寿子のような小柄な体格でどうすれば強い音を出すことが出来るだろうかと、考えた末の弾き方であったが、しかし審査員達はそんな意味には気づかず、乗合自動車の女車掌のような寿子の姿勢に、思わず苦笑した。しかし、やがて豪放な響きが寿子のヴァイオリンから流れ出すと、彼等の表情は一斉に緊張した。彼等には今自分たちの前で「ラフォリア」を弾いている人間が、お河童の十三歳の少女であるとは、もはや信じきれなかった。
コンクールの成績が発表されると、寿子は第一位になっていた。第二位との開きが大き過ぎて、主催者側では普通の賞では寿子にふさわしくないと思う位だった。そこで、あわてて文部大臣賞というものを特に作って、それを寿子に与えることにして、主催者側はやっと満足した。