일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じでん

自伝

黒島 伝治

黒島 伝治의 自伝(じでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,208자 · 3화면

아오조라 문고

明治三十一年十二月十二日、香川県小豆郡苗羽村に生れた。父を兼吉、母をキクという。今なお健在している。家は、半農半漁で生活をたてゝいた。祖父は、江戸通いの船乗りであった。幼時、主として祖母に育てられた。祖母に方々へつれて行って貰った。晩にねる時には、いつも祖母の「昔話」「おとぎばなし」をきゝながら、いつのまにかねむってしまった。生れた時は、もう祖父はなかったが、祖母は、祖父の話をよくした。「おとぎばなし」は、えゝかげんに作ったものばかりだったらしい。三ツ四ツそれをまだ覚えている。

八歳か九歳の時から鰯網の手伝いに行った。それを僕等の方では「沖へ行く」と云う。子供が学校が引けると小舟に乗りこんでやって行って、「マイラセ」という小籠に一っぱいか半ばい位いの鰯を貰って来るのだ。網元を「ムラギミ」と云って、そこの親爺の、嘉平と利吉という二人が、ガミ/\子供を叱りつけた。僕等は、子供の時から、その嘉平と利吉に、「クソノカス」にどなられて育った。後年、網元の嘉平と利吉は、落ちぶれて死んじゃったが、その時は気持がよくって胸がすっとした。

鰯網が出ない時には、牛飼いをやった。