후리가나로 읽는 일본 고전
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はなとにんげんのはなし
花と人間の話
小川 未明
小川 未明의 花と人間の話(はなとにんげんのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,756자 · 8화면
あるところに、おじいさんと、おばあさんとが住んでいました。その家は貧しく、子供がなかったから、さびしい生活を送っていました。
二人は、駄菓子や、荒物などを、その小さな店さきに並べて、それによって、その日、その日を暮らしていたのです。
あるとき、おじいさんは、どこからか、小さな常夏の芽をもらってきました。それを鉢に植えて水をやり、また、毎日、日あたりに出して生長するのを楽しみに丹精をいたしました。
木によらず、草によらず、また人によらず、すべて小さなときから、大きくなるには、容易のことでありません。いろいろの悩みや、苦痛や、骨おりがそれに伴うものです。
おじいさんは、常夏を大きな雨に当てないようにしました。また、風の強い日は、外へ出さないようにしました。こうして、一夏すぎましたけれど、常夏はそう大きくはなりませんでした。小さなつぼみを一つ、二つつけましたけれど、それが咲かないうちに、秋となり、冬となってしまいました。おじいさんは、霜にあててはならないと思って、家の中へいれておきました。そして、日の当たるときだけ、窓ぎわに出してやりました。けれど、とうとうそのつぼみは開かずにしまいました。