후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면
「艮玉」「板桂」「明珠」「月宝」「逢春」等の文字が印刷されてある。この「チーハー」と呼ばれる富籤式の賭博は、支那から渡って来たものであるが、猛烈な勢で、若松全市に、蔓延していた。胴親から派遣される「蟻走」と称する大勢の運送屋が、午前のうちに、あらゆる方面に飛んで、「筋紙」を配り、零細の金を集めて廻る。
午後、「現場」に持ち寄られ、「蟻走」立ちあいの上、胴親の厳封した当り銭を開いて、勝負を定める。「現場」は、警察の眼をくらますため、毎日、移動される。そこへ、胴親の帳場がやって来て、金銭の分配をするのである。当りは賭金の三十倍が支払われるが、「蟻走」が手数料を取るので、結局、二十八倍。当れば小さくないので、たちまち、花柳界をも風靡したのである。
「やっぱり、「光明」に張るわ。光という字が、気に入ったよ。……豆八ッあん、はい、二円」
「ウワア、どえろう気張ったなあ」
「一か八かさ」
がやがや騒いでいると、「飛鳥」の君香が出て来た。
「困るなあ、豆八ッあん。芸者衆にバクチを奨励して歩くよって、稽古、てんから出けへん。「チーハー」で、上の空や。明日から、稽古場には来んといて」