후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はなとりゅう
花と龍
火野 葦平
火野 葦平의 花と龍(はなとりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 410,131자 · 824화면
そのはげしさは、言語に絶した。
浜尾組の長屋でも、三十人近くの患者が出たため、附近一帯、二百五十人ほどの者が、隔離された。周辺の人達は逃げてしまった。
張りめぐらされた縄の中に、金五郎も、マンも、残された。
マンは、兄の林助が羅病したので、附ききりで、看病した。義姉のチヱと、子供たちとは、無理矢理に、隔離室に押しやった。
兄の枕許にいるマンの周囲で、八匹の猫が、一匹ずつ、死んで行った。
「チヱ、チヱ」
林助は、熱で真赤になりながら、囈言のように、妻の名を呼んだ。
「兄さん」
その声で、林助は眼をあける。妹の顔を見て、不審そうに、
「チヱは、どこに行った?」
「元気でいます。だけど、ここには、居らんわ」
「どうして、ここに居らん? 呼んで来い。つれて来てくれ」
「いいえ、いけません。ねえさんは、身重の大切な身体よ。病気がうつったら、大変です」
「馬鹿ぬかせ」
怒った林助は、憎悪の眼で、マンを睨んだ。起きあがろうとした。
「兄さん、……駄目よ」
「貴様、鬼か。おれが死にかかっとるのに、可愛い女房に逢わせんのか」
「いいえ、兄さん、死にはせん。今、逢ってはいけない」
「チヱもチヱじゃ。