일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなもかたなも

花も刀も

山本 周五郎

山本 周五郎의 花も刀も(はなもかたなも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,364자 · 178화면

아오조라 문고

「いけないのですか」

「いけなくはない、無用だろうと云うのだ」

惣兵衛はそう云って「又次郎」と次の間へ声をかけた。

非常用の門鑑をもらって、富原家を出た幹太郎は、待っていた白川に道場のことを頼み、

「ことによると帰りは朝になるかもしれない」もし帰りがおくれたら、伊勢と上村で稽古をみるように、そう云って、その足で下屋敷を出た。

「ばかなことになったものだ」

坂の下で駕籠に乗ってから、幹太郎はそう呟いて苦笑した。

野口を助けようとして訪ねたのに、こちらが訊問されるはめになった。惣兵衛は自分の若い妻の不倫に肚を立て、野口の師範であるこっちにまで八つ当りをしたに相違ない。しかし「隠し売女をさせている」とは、誤解としてもひど過ぎる。

それに、金杉の家のことを誰がさぐりだしたのか、仮住居として届けてはあるが、門人たちを伴れていったこともないし、訪ねて来た者もない。だいたいそんな住居に興味をもつような者があろうとは思われなかった。

けれども、やがて幹太郎は妙な声をあげた。彼は「う」といって、駕籠の中で身を起こし、にわかにその表情を硬くした。

――いつかお豊は、なに者かを呼んで、酒肴を取ってもてなしていたことがあった。