일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなたばのむし

花束の虫

大阪 圭吉

大阪 圭吉의 花束の虫(はなたばのむし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,893자 · 36화면

아오조라 문고

「帽子は冠っていましたか?」

大月が再び訊ねた。この問に対しては百姓は冠っていなかったと言い、夫人は良くは判らなかったが若し冠っていたとすればベレー帽だろう、と述べた。すると百姓が、

「や、今思い出しましたが、その時、殺されたこちらの旦那は、小型の黒いトランクを持っていられました」

「ほう。――」大月はそう言って夫人の方を見た。夫人は、そんなものを持って直介が散歩に出た筈はないし、又全然吾々の家庭には黒いトランクなどはない、と答えた。

「成程、では、貴方が二度目に二人を見られた時の事を話して下さい」

大月に促されて、再び証人は語り続けた。

「――左様で御座居ます。二度目に見ましたのはそれからほんの暫く後で御座居ましたが、急に家内の奴が海の方を指差しながら手前を呼びますので、何気なくそちらを見ると、雑木林の陰になってはっきりとは判らなかったので御座居ますが、こちらの奥さんも仰有った通り、梟山の崖ッ縁で、何でも、こう、水色の服を着た男がこちらの旦那に組付いて喧嘩してたかと思うと、間もなくあっさりと旦那を崖の下へ突墜して、それから一寸まごまごしてましたが、例の黒いトランクを持って雑木林の中へ逃げ込んで行きました。