후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わかとのじょなんき
若殿女難記
山本 周五郎
山本 周五郎의 若殿女難記(わかとのじょなんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,611자 · 45화면
少し違うどころか、それはむしろ自分たち一味の罪条に近い、いや自分たちの罪そのものになってきた。どうしたことだろう、なんの間違いだろう、これは中止だ、そう狼狽しだしたときはもう遅かった。
「右八箇条の罪に依って申渡す」若殿はいちだん声を張上げて読んだ。「――側用人松田久弥、年寄役増井琴太夫、勘定奉行灰山主税、以上家禄召放しのうえ国払い」
「恐れながら」松田久弥が仰天して声をあげた。「こは思いがけなき仰せ、さような儀は私いっこうに」
「まったく以て覚えのない」灰山も震えながら云った。「これはなにかの間違いでござる」
「中老角田精一郎、追放」若殿は耳もかけず続けた、「大目付小林三之丞、永蟄居、中老瀬沼六郎兵衛、閉門、小姓組頭五十塚紋太夫切腹、額田采女、原野九郎兵衛……」
いやどうも、ずらずら奸臣一味がきれいに名を挙げられてしまった。――正にあっといった感じで、茫然と我を失った一味の者を若殿はしずかに見下ろしながら、
「宙野、その者を曳き出せ」と云った。
声に応じて宙野と金吾とが、お広縁へ一人の若者を曳きだした。若殿はその男を見ろと指さした。
「紋太夫あれを見ろ、伝吉だ」