후리가나로 읽는 일본 고전
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くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
佐々木 邦의 苦心の学友(くしんのがくゆう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,732자 · 332화면
「しかし土曜日というと明後日だね」
「そうです」
「来週の土曜日にしてもらいたいな」
「早い方がいいですよ」
「なぜ?」
「のばすと若様はまたおいやになります」
「なんだ。自分だっていやがっているくせに」
と照彦様は計られたとはご存じない。
翌日、学校で高谷君が、
「花岡君、明日はまただめだってね」
と残念がったとき、照彦様は、
「そうそう」
と思い出した。扁桃腺のことばかり考えていて、皆の遊びにくるのをわすれていたのだった。れいの仲よし五人、なお話しあっているうちに、
「僕も扁桃腺を切ってもらった」と松村君がいいだした。
「いつ?」
「子供のときに」
「今でも子供じゃないか?」
と正三君があげ足をとった。
「ハッハハハハ」
「痛かったかい?」
と照彦様がきいた。
「なあに」
「血が出たろう?」
「ちょっとだよ」
と松村君はごく手軽のようにいった。
「僕と照彦様と大和魂の競争をするんだよ」
と正三君は役目を思いだした。
「負けるものか」と照彦様はりきんだ。
土曜日の午後、照彦様と正三君は奥様につれられて藤岡耳鼻咽喉病院へ乗りつけた。先生からあらかじめ注意があったので昼食はとらない。これは手術の時はくといけないから、その用心だった。