일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くしんのがくゆう

苦心の学友

佐々木 邦

佐々木 邦의 苦心の学友(くしんのがくゆう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,732자 · 332화면

아오조라 문고

正三君は赤面した。朝からこれで二度めになる。秀才もほかに屈託があるとこのとおりだ。

放課後、正三君と堀口生は小使い部屋の裏で相会した。ここはゆきどまりでだれもこないから、喧嘩には屈竟のところだ。堀口生には尾沢横田篠崎小川の四名がついていた。正三君の左右には高谷細井松村花岡の外に十五、六名ひかえていた。堀口生はやや案外のようだった。尾沢生がまず進みよって、

「内藤君、そんなに弥次馬をつれてきてもだめだ。一人と一人でやるんだ。きみ一人こっちへ出たまえ」

といった。

「出るとも」

と正三君が応じたとき、高谷君も進み出た。

「高谷君、一人と一人だよ」

「しかし堀口にはきみがついているじゃないか?」

と高谷がなじった。

「僕は介添えだよ」

「なに?」

「介添えよ。世話役だ」

「それじゃ僕も内藤君の世話役だ。介添えだ」

「そうか。待て」

と尾沢生は自分ひとりで計らうことができない。親分のところへもどってしばらく耳打ちをした後、

「それじゃ内藤の介添えになれ。二人で出てこい。しかし手出しをすると承知しないぞ」

ときめつけた。

「それはおたがいだ」

と高谷君はかばんを松村君にわたして、正三君もろとも進み出た。