일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちゃのほん

茶の本

岡倉 由三郎

岡倉 由三郎의 茶の本(ちゃのほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,279자 · 7화면

아오조라 문고

古のギリシャにあこがれの誠をいたすにつれ、今のギリシャの悲境を見るに見かねて、これが救済に馳せ向かわんとした情熱の人詩人バイロンに、風において性行において大いに類似を示した兄には、そうした大志を自分はいかにもふさわしく考えるのである。その兄のローマンチックな行動は、しかし、時のインド総督カーゾン卿の目に異様の冷光をひらめかせたらしく、豪族タゴール一家の周到な庇護によってわずかに事なきを得は得たものの、ついに久しくかの国に足をとどめかね、また漂然としてさらに西し、かつては美術取調委員の班に列して浜尾氏らと一巡したヨーロッパの一部を再遊した上で、翌年の秋のなかばに兄は帰朝した。このインドの旅中に筆を染め諸方の客舎に稿を続けて、翌三十六年の二月にロンドンのマレー書店から公にしたのが、アジア民族のために芸術の立場から気を吐いた、あの「アジアは一なり」で始まる『東邦の理想』一巻二四四ページである。

かかる文筆の上の飛躍も因を成して兄は、米国最高の文芸の府をもってみずから誇るボストンの地に多くの知己を得た。そして翌明治三十七年以降は大正三年の病没の年に至るまで、そこの世界屈指の美術博物館に、日本およびシナの部の首脳として、毎年の半ばをかの地に過ごすに至った。