후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちゃのほん
茶の本
岡倉 由三郎
岡倉 由三郎의 茶の本(ちゃのほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,279자 · 7화면
兄が『日本の目ざめ』一巻をニューヨークのセンチュリ会社から出版したのもこの年の十一月である。
こうした異郷の空のほとんど定期になった半歳の間、ドクタ・ビゲロ、ミセス・ガードナその他の新旧の友人からの心づくしの数々にかかわらず、感傷に満ちた兄は、その動きやすい詩心に、本国の思い出も深く、五浦の釣小舟さては赤倉のいで湯のことを、いかになつかしく思い浮かべたことであろう。
一つにはそうしたやるせないさびしさの心やらいもあって、故郷の昔の恋しさのあまり、茶事の物語にことよせて大和心のやさしい動きをイギリス文字に写し試みたのが、察するに、親友ジョン・ラファージ画伯に奉献のこの『茶の本』(明治三十九年五月にニューヨークのフォックス・ダフィールド社出版の一巻一六〇ページ)であったのだと思われる。
この書は訳文からも知られるとおり、茶の会に関する種々の閑談やら感想やらを媒介として人道を語り老荘と禅那とを説き、ひいては芸術の鑑賞にも及んだもので、バターの国土の民をして、紅茶の煙のかなたに風炉釜の煮えの別天地のあることを、一通り合点行かせる書物としては、おそらくこれを極致とすべきかと、あえて自分は考えるが、さてその章句の中に宿された茶事に関する理解を、兄はどこから得たものかと思いいぶかる読者もあろう。