후리가나로 읽는 일본 고전
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
小山 清의 落穂拾い・犬の生活(おちぼひろい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 239,741자 · 486화면
もとよりその少年の家が藤沢のどこにあるとも知らなかったし、またたとえ知っていたとしても尋ねる気持はなかったのだが。
藤沢で汽車を下りて、私は駅前にあったある店で懐中に残っていた金をはたいて田舎饅頭を買って食べた。それから私は江の島へ行く道を訊いて、江の島へ行った。江の島までは大分歩きでがあった。砂埃の立つ道で、私のはいている編上靴は真っ白になった。風が吹いていた日で、江の島にはそんなに人出もなかった。私はそれまで江の島には、ずっと子供の時分に、母に連れられて兄や弟と一緒にいちど行ったことがあるきりであった。ぶらぶらしている私を見かけて、写真屋が「学生さん。記念写真をとらないか。」と云った。金が無いと云うと、代金は写真を送ったときに引替えでいいと云った。けれども私は写真はとらなかった。まもなく私は同じ道を、また藤沢へ引返した。その辺をぶらぶらしているうちに日が暮れ、夜になった。私は往来から少し入った処のとある木下蔭に、マントを被って寝た。私が眠りに入らないうちに、私の寝ているわきを男の二人連れが通り、私に声をかけた。見ると暗いのでよくはわからないが、猟に行った帰りらしく鉄砲を肩にしていた。