후리가나로 읽는 일본 고전
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らくご・きょうそれつでん
落語・教祖列伝
坂口 安吾의 落語・教祖列伝(らくご・きょうそれつでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,667자 · 30화면
別の道からアネサの一足先に報らせに飛んで来ましたがんだろも、アネサは本気に殺す気られね。太ッてえ樫の棒られねエ。あんげのもんで、アネサの力でしャぎつけられて見なれや。虎れも熊れも狼れもダメらてば。オラ、胸がまらドキドキして、どうしていいがんだか分らねわ。たのむれね。アネサ、今、来ますれね。なんにしても、ほんにオッカナげな太ッてえ棒らわ」
と云っているうちに、夜がだんだん白んできた。
アネサが現れた。なるほど太くて長い樫の棒を担いでいるが、まさかの用意か、クワも一本ぶらさげている。ちゃんと野良ごしらえ、手甲にキャハン。ハチマキまでキリリとしめている。殺気満々たるものがある。オカカがドキドキするのもムリがない。庄屋はアネサを一目見ると、蛇に見こまれたように、冷汗が流れ、からだがふるえて、動けなくなってしまった。
「家老様が来てくれたのは良かったろも、こんげのジサマにあのアネサがふんづかまるもんだろか。家老様に万が一のことがあると、オラの首が危ねもんだが、困ったことになるもんだわ」
と、庄屋は大いに悲しくなった。
ところが、とんでもなく意外なことが起ったのである。