후리가나로 읽는 일본 고전
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らくご・きょうそれつでん
落語・教祖列伝
坂口 安吾의 落語・教祖列伝(らくご・きょうそれつでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,667자 · 30화면
アネサがまだイライラして天狗様の屋敷の門をぶち破らぬうちに、門が静かに開いて、花のような装束の人がただ一人現れてきた。ミコサマだ。ミコサマは細身のナギナタを持っている。本当に真剣勝負をやるツモリらしいのである。
村の伝えによると、調多羅坊のナギナタの手がミコサマからミコサマへと伝授していることにはなっているが、そういう伝説があるだけで、誰も見たものがなく、信用している者もいない。
第一、調多羅坊は全長一丈五尺、刃先の長さだけで六尺七寸五分の天下一の大ナギナタをふりまわしたことになっているが、それに匹敵する大物をぶら下げているのはアネサの方で、ミコサマは一間よりもちょッと長いぐらいの祭礼用の飾りのついたナギナタを持っているだけだ。ミコサマがナギナタの達人なら伝説に合わなければならないのだが、全然伝説に合ってやしない。イヤハヤ、とんでもないことになった。
ミコサマが現れるのを見ると、すでに殺気満々たるアネサはさらに一段とひきしまって、もはや殺気は張りさけるばかり。おのずからその極に達して、一言の発する言葉もなく、キッと構える大きな棒。アネサはすでに構えた。