후리가나로 읽는 일본 고전
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はとみき
葉と幹
小川 未明
小川 未明의 葉と幹(はとみき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,622자 · 4화면
おまえたちぐらいの葉は、この山にざらにあるじゃないか。人間どもは、俺の姿を値打ちにしようと思っているのだ。」と、幹は葉を冷笑しました。
「しかし、私たちは、この山からどこへゆくのでしょう。もう海を見ることもできません。あちらの平野を見下ろすこともできません。たいへんなことになりました。」と、葉は気をもみはじめました。
「おまえたちのことを俺が知るものか。人間どもは俺を大事にするだろう。苦しいのもすこしの間だ。じきにどこかいいところへ移して、俺の弱らないようにするにちがいない。そして、また来年は新しい芽を出して、俺の威厳がいっそう加わるだろう。」と、幹はいいました。
「そんなら、私たちはどうなるのですか?」と、多くの葉は、泣き声を出して訴えましたが、幹は黙っていました。
「ああ、ここまで上ると、よい景色だ。海が見える。」と、先刻のくわをかついだ男は、かえでの木のそばに現れていいました。
二人の男は、ついにかえでの木を掘り出しました。一人はその木をかついで、一人はくわをかついで、ともに山を下りました。そして、かえでの木を車の上に乗せて、ガラガラと田舎路を引いて町の方へとゆきました。