일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たでくうむし

蓼喰う虫

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 蓼喰う虫(たでくうむし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 110,066자 · 216화면

아오조라 문고

で車に揺られつつ行くさまに気づいたであろう。

「何をやっているんですの、一体?」

「ゆうべの電話では小春治兵衛と、それから何だとか云っていたっけが、………」

互に長い沈黙に圧し出されたような工合に、一と言ずつ口をきいた。けれども矢張正面を切ったままだった。妻には夫の、夫には妻の、鼻の頭だけが仄白く映った。

弁天座のありかを知らない美佐子は、戎橋で乗り物を捨ててから再び黙って附いて行くより外はなかったが、夫は電話で委しく教わったものと見えて、道頓堀のとある芝居茶屋を訪ねて、そこから仲居に送られて行くのである。いよいよ父の前へ出て妻の役目をしなければならない、そう思うと彼女は一層気が重くなった。土間へ陣取って娘よりも若いお久を相手に、杯のふちをなめては舞台の方を見入っている年寄りの姿が眼に浮かんだ。父もうっとうしいけれども、それよりお久がいやであった。京都生れの、おっとりとした、何を云われても「へいへい」云っている魂のないような女であるのが、東京ッ児の彼女と肌が合わないせいもあるであろう。が、お久と云うものを傍へ置くとき、父が何だか父らしくなく、浅ましい爺のように見えて来るのがこの上もなく不愉快なのである。