후리가나로 읽는 일본 고전
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むし
虫
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 虫(むし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 44,053자 · 86화면
十二
十二
三日ばかり小康が続いたあとには、恐ろしい破綻が待ち受けていた。その間死体に別段の変化が現われなかったばかりでなく、不思議なお化粧の為とは云え、彼女の肉体が前例なき程妖艶に見えたというのは、例えば消える前の蝋燭が、一時異様に明るく照り輝く様なものであった。いまわしき蟲共は、表面平穏を装いながら、その実死体の内部に於て、幾億の極微なる吻を揃え、ムチムチと、五臓を蝕み尽しているのであった。
ある日、長い眠りから目覚めた柾木は、芙蓉の死体に非常な変化が起っているのを見て、余りの恐ろしさに、あやうく叫び出す所であった。
そこには、最早や昨日までの美しい恋人の姿はなくて、女角力の様な白い巨人が横わっていた。身体がゴム鞠の様にふくれた為に、お化粧の胡粉が相馬焼みたいに、無数の○○○○○○○○、網目の間から、褐色の肌が気味悪く覗いていた。顔も巨大な赤ん坊の様にあどけなくふくれ上って、空ろな目から、半開の唇から、(十九字削除)柾木は嘗つてこの死体膨脹の現象について記載されたものを読んだことがあった。目に見えぬ極微な有機物は、群をなして腸腺を貫き、之を破壊して血管と腹膜に侵入し、そこに瓦斯を発生して、組織を液体化する醗酵素を分泌するのだが、この発生瓦斯の膨脹力は驚くべきものであって、死体の外貌を巨人と変えるばかりでなく