후리가나로 읽는 일본 고전
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おやがすてられるせそう
親が捨てられる世相
坂口 安吾의 親が捨てられる世相(おやがすてられるせそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,326자 · 15화면
遺産相続法が変って全ての子供に平等になったので、長子が親の養育の責任をもつ風がうすれ、全部の子で親をタライ回しに養育する風が生まれたそうであるが、そういうタライまわしは戦前にもあった。私の身辺にだって、そういうタライ回しは戦前にも普通見かけることであった。
日本の親の多くは元々子供に相続させるような遺産という程の物を持たないのが主であったといえよう。
親のタライ回し、結構ではないか。あまりに義務的だ、というのは当らない。親を養う子の心境は義務的なものと定めて、高く多く望まない方が平穏無難と言うべきだ。高く多く望むためにむしろハタンがくるのである。
こう言うといかにも親にワリがわるいようだが、どの子供もいずれは親になってワリがわるくなるだけの話で、人間はそういうものだと考える方が穏当である。
夢声老のように生活力旺盛な人が養老院志願を一念発起するというのは、いかにもヒガンで世をすねるものの如くで、また御当人も多分にその自虐味を玩弄していられる心境かも知れないが、実はその方が老人にとって素直で必至の心境ではないでしょうか。捨てられる、という心境は、金銭によるものでもないし養われたり捨てられたりする事実によるわけでもない。