후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ひょうしゃくかんにんき
評釈勘忍記
山本 周五郎
山本 周五郎의 評釈勘忍記(ひょうしゃくかんにんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,889자 · 36화면
というような奇声が聞えた。乙のときも予期以上に仕掛けがうまく利いて、起上るとたんにざっぷりと水をかぶったが、逆上したのだろういきなり刀を抜いて、無礼者と叫びながら転げている半※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)を斬ったのには驚いた。「こいつは碌な者にはならん」とその頃から目の敵にされていたので、ぎゅっという目に遭うだろうくらいは暗算して来たのである。ところが小言は割かた軽く済んで、五年ばかり見ないうちにすっかり肥って酒光りの出た赭ら顔も、どうやら隠居らしい温厚なおちつきが表われている。千蔵つい嬉しくなって、世間の親爺という親爺をみんな隠居させたらさぞ安楽だろうと思ったくらいである。
「然しどうしておまえはこう喧嘩ばかりするんだ」紋太夫の調子はぐっと親愛の調子を帯びてきた、「若いうちは有りがちだといっても、おまえのは願を掛けたようじゃないか、就中この仁宅多二郎を殴ったという訳がわからん、仁宅はこっちにいるじぶんおれの役所で使っていたが、ごく温厚で篤実な人間だった、決して喧嘩や口論をするような性質ではない、どういう理屈であれを殴ったんだ」