일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かたられざるてつがく

語られざる哲学

三木 清

三木 清의 語られざる哲学(かたられざるてつがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,023자 · 42화면

아오조라 문고

現実と理想、価値なきもしくは価値少きものと、価値あるもしくは価値多きものとの対立や矛盾を感ずる懐疑、その対立と矛盾とを悲しみ悩む懐疑こそ正しき懐疑である。懐疑はそれ自身消極的、否定的態度であるにしても根本的には積極的、肯定的態度を予想する。絶対に光を見ず、また光の予感をもたずしてただ闇の中に住める人の心には懐疑はない。プラトンがいったような身は肉体の牢獄の中にありながらイデアの世界に還ろうと憧がれ求めておる人間の魂においてのみ正しき懐疑はある。懐疑に伴う寂しさや悩しさは、それゆえに、意識されたもしくは意識されない生みの悩みである。私のこの考察はまだ間違っているのではなかろうか。真にまじめなる懐疑はむしろなんらの動機をも含まない懐疑、換言すれば疑わないではいられないから疑うところの懐疑であるのであろう。彼の魂は瞬きせざる眼をもって見詰めながら闇の唯中を彷徨する。時に彼の眼が闇の中に光の幻覚を生ずることがあっても彼の魂は欺かれはしない。かくのごときなんらの動機をも含まない、従って殆んど宿命的に感ぜられる懐疑の特質は、それが徹底的であるということである。